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コラム「子育てこう育って」とは

学童保育を通して気づいたことや思っていること、皆様に子どもたちの置かれている環境を訴えたい、時には貧困、格差の解決策を伺いたいと筆を取りました。お時間のある時にでもぜひご覧ください。

 こんな国は捨てて世界へ羽ばたけ!!
 
 塾屋時代いつも子どもたちにこう言っていた。功を奏したと言えるかは分からないが何人かの教え子は海外で活躍している。
 
 私が初めて海外に出たのは20代前半、アジア、アフリカ、中近東を巡った。
 
 旅行家Oさん、コマンドのTさんとの出会いもこの時だった。Oさんは世界を見たい、知りたいという願望から当時の国連加盟国ほぼすべてを訪ね、ギネスに載り、多くの著書を残した。Tさんは旅先で戦争に巻き込まれ、その時の緊張感が忘れられず傭兵として世界で戦っていた。もう一人、私の人生観を変えた人物がいる。高校時代の同級生Nだ。Nとの高校生活は1年弱、音楽が好きで音楽に没頭したいと退学した。NはRCサクセッションでドラマーとして活躍、今でも現役である。
 
 この3人、常識に捕らわれず自分に正直に、自由に生きた人間として尊敬している。
 
 自分の自由を守り、他人の自由を尊重する、そんな教育を受けていれば虐めなど起こらない。型にはめられた子どもたちは型を重荷に感じ、或いは型からはみ出すことを恐れている。親が作った型、引いたレールは子どもたちの心、好奇心、想像力を壊している。

 保育園でとても人気があり、遊びの定番でもある「ごっこ遊び」。成人してもこの遊びが止められない大人たちがいる。大人が遊びをしていけない事はないが、国会で莫大な税金を使ってのごっこ遊びはいけない。
 
 何千万もの裏金を作り、それを取り締まるべき政治資金規正法が全くのざる法で、法を犯した政治家を逮捕できない。更に質の悪いことには逮捕されないことを知りつつ、この問題を国会で真剣に議論、いや議論しているふりをしている。
 
 逮捕されるかされないかを作った裏金の金額で決めよう、派閥の是非は、など論点をすり替えている。事の発端となった政治家の資金集めパーティの是非は野党を含めて全く議論されていない。
 
 一日の開催で3億円かかる『国会ごっこ』。
 
 18ヶ月賃金の上がらない世界一勤勉な労働者、160万円以下の収入でないと月4万円の児童扶養手当が満額受給できない一人親家庭、夏休み・冬休みには3食食べられない子どもたちは国会ショーの主人公にはならない。
 
 子育てこう育ってのタイトル上、子育てについて書こうと思っているが今回はあまりにも腹が立ち、つい手が滑って意味のない国会批判などを書いてしまいました。それにしても腹立たしい!

 企画書を書くための資料整理をしていると児童貧困率が大分下がっていることに気づいた。つい最近まで7人に一人が貧困と言われてきたが、7月のデータでは9人に一人、大した政策も打たれていないのに3%もの改善が不思議である。極端な少子化と相対的貧困率の計算式に原因があるような気がする。間違っても政府の努力などと評価してはいけない。実質賃金が1年半下がり続けている現実から考えると児童貧困率が下がったのではなく日本全体が貧困化しているのではないか。支持率最低を更新しているわが総理、ここらで名誉挽回、汚名返上、財務省の増税政策など全く無視して、国債乱発で社会インフラの整備を徹底し、我々国民に明るい未来を抱かせて欲しいものであるが。
 
 わが船橋市、担当課からいくら補助を付ければ1万5千円以下で保育ができるか、など意味深なアンケートが寄せられたが、議員に尋ねると民間学童の補助など議論されていないとの事。頂点の国会から末端の市町村まで社会インフラの整備など全く考えていないようである。
 
 望めば誰でも子どもを産み、育てられる真の「異次元の子育て支援」を国民は期待しているが。
 

 支持率が下がる一方の現総理、苦し紛れに「異次元の少子化対策」なるものをぶち上げたが具体策がなく、1年先送りするために子ども家庭庁なるものを新設した。
 
 さあ、何をしてくれるのかと思いきや第一弾がこども大綱の策定。こども大綱とは従来の「少子化社会対策大綱」、「子供・若者育成支援推進大綱」及び「子供の貧困対策に関する大綱」を一つに束ねたものだそうで策定後、同大綱に基づき、政府全体のこども施策を推進していくとの事。
 
 大綱ばかりが連なっているが、大綱の意味を調べるとある事柄の根本とあった。まだ基本政策の策定段階で具体策など全く登場してこない。やるべきことは国民全てが分かっているのに。保育園、学童の充実、保育士、支援員の処遇改善など子供を取り巻く環境の整備である。これがなされない限り子ども真ん中社会なるものの実現は不可能。
 
 すべての女性がその持てる能力を発揮でき、すべての子どもが伸び伸び育つ「子どもと女性の真ん中社会」という政策はどうでしょう。
 

 埼玉県議会でとんでもない条例が制定されるところだった。3年生以下の子どもを一人家に残しての外出、一人だけの登下校もダメという内容であった。
 
 提出したのは自民党県議団。子どもを車に残してパチンコに興じる親などを想定しての条例であったろうが何と視野の狭いことか、働く母親の大半が失職する可能性など考えなかったのか。
 
 結局、撤回されたが「説明不足ではあったが我々には瑕疵がなかった」と開き直った会見、反省の色などみじんもなかった。保育園、学童の不足、子育て環境の整備の遅れの中、この様な動議を出せば政権政党である自民党の責任が問われる。政権政党の末端とは思えない行動、発言である。もはや目線は国民を離れ、己の出世のために筋違いの大声を出しているとしか思えない。
 
 このような悪政、まともに被害を被るのは貧困家庭。弊社、福祉医療機構の補助の下、3年間一人親支援事業を行ってきましたが、年々生活苦の叫びが大きくなってきました。食料品だけでなく、日用品全般の要望も増えてきました。皆様、ご協力ください。
 

 朝日新聞の調査によると昨年12月の内閣支持率は発足依頼最低の31% 。汚名返上、人気挽回のためか1月4日付で「異次元の子育て支援」なるものを発表したが、内容は出産一時金、児童手当の増額、貸与型奨学金の利用所得の制限の引き上げなど支給型支援の域を超えていない。

 
 これらの支援を討議するために子ども家庭庁なるものも新設されたが、現在ここでの議論の中心は日本版DBSが中心。児童を対象とした性犯罪者をリストアップして子ども達を性犯罪者から守ろうというものであるが、これは欧米諸国では常識的な事で、モデルとなったイギリスでは10年以上前から制度化されている。犯罪者の人権と子どもの守られる権利、どちらが優先されるかは一目瞭然、今までこのような制度が無かったことが不思議である。

 
 子ども家庭庁、真っ先に議論しなければならない問題は児童貧困である。子供を産める、産めない、結婚できる、できない、進学できる、できない、生まれた時から格差に縛られ将来を失っている子どもが7人に1人、江戸時代の身分制度の復活ではないか。
 

 最近、鏡の自分から子どもだった時の顔を想像することができなくなった。老いを感じるとはこんな事なのだろうか。
 
 仕事柄、多くの人と接するが、稀に子ども時代を容易に想像できる人と出会う。彼らの考えは柔軟で心の片隅にいつもいたずら心を隠している。そんな人をパートナーとして選んだ仕事にハズレはなく、どんな付き合いにも一つの尺度としている。
 
 塾屋時代から多くの子どもたちと接してきたが、年に一度位、彼らとの会話の中で幸せホルモンの大量分泌を感じることがある。一瞬体が軽くなり全身の力が抜け全てのストレスが消える。
 
 子ども達にも同様な感覚を与える事が出来たなら道を究めたと言えるであろうが最近の子どもは手強い。小さな喜び、幸せを感じる機能が麻痺している、未発達である。
 
 治療方法は簡単。家族、友達同士で嬉しかった事、楽しかった事を話しあい分ち合う事です。幸せホルモン受容体が育ってきます。特にお父さん、お母さん、お試し下さい。
 

 『虐めが、虐めを受けた児童等の教育を受ける権利を著しく侵害し、その心身の健全な成長及び人格の形成に重大な影響を与えるのみならず、その生命又は身体に重大な危険を生じさせる恐れがある。』
 
 長いコピペになってしまったが、虐め防止対策推進法の前文である。
 
 コロナ禍、子どもたちの学びの環境、親たちの仕事の、生活の環境が大きく変わり、互いにストレスを抱えている。
 
 虐めは加害児、被害児と分けるのではなく、共に大人社会の歪の被害者である。
 
 今、学校の帰り道、つまずいて転んでしまった、そんな小さな事故と同じような確率で虐めは生まれている。
 
 転んでしまった子どもは立ち上がってすぐ歩けるが、虐めを受けた子どもは立ち上がるのに1年、2年と時間がかかる。
 
 この法律では「いじめは隠ぺいしてはいけない、教育委員会、警察などと連携して対処しなければならない」と対処について抽象的に書かれているが、具体的な解決方法はない。
 
 法整備されても結局、学校の対処は時間をかけ、当該児童の卒業を待っているとしか見えない。
 
 虐めの生まれない、或いはその芽を早く摘まめる少人数クラス、複数教員制など環境の整備しか解決方法は無い。
 

 我々子育て業界の商売敵となっている防衛、いや岸田防衛論について考えてみた。
 
 この時、何故か矛盾という言葉が頭をよぎった。相手の攻撃を防ぐために長距離大型ミサイルを持つ事は専守防衛の範囲内であるとの主張、防衛のために何でも突き通す矛のボタンは押さない。
 
 かつて日本はロシアやイラン、トルコに独自の外交路線を持っていた。世界の円で多くの国を救ってきた。多くの子どもたちを救ってきた。
 
 指導者の方々、今も僅かに残っている日本の信頼で世界を平和にして下さい。
 

 令和4年度福祉医療機構助成事業を「コロナ禍における一人親家庭の生活調査」と冊子にまとめた。対象は船橋市、千葉市在住の一人親家庭70世帯(50世帯は児童扶養手当受給家庭) 。内容は前年度との生活比較、所得などかなり踏み込んだ項目も含まれた調査であったが85%の高い回答率を得られたのは、対象者の今後の生活への危機感からではないか。
 
 84%の方が昨年より生活が苦しくなったと訴え、51%の方が年収200万円以下という状況。対象者が行政へ望むことは、子育て世帯への現金給付、食品の配布、無料或いは低額の学習支援。一様に感じている不安は学力格差であり塾、稽古事の費用の捻出を大きなストレスと感じている。
 
 塾通いを必要とする社会では学力格差、負の連鎖を止めることはできない。20人学級、副担任制導入など大きな公教育の改革が必要では。異次元の子育て支援、名前に負けない斬新な、新たな転換点となるような政策を望みます。
 

 事故、事件などに合わなければその間得られるはずの利益を逸失利益と言うそうだ。大卒女性が子育て期にキャリアを中断することにより生涯で2億円、高卒女性で1億円の逸失利益が発生するとの事。月1万円程度の児童手当の所得制限撤廃が議論されているが女性蔑視も甚だしい。金銭だけで判断するなら最低月額30万の給付が無ければ女性の心は動くまい。

 令和4年度、福祉医療機構の補助の下、100を超える一人親家庭支援事業を行ってきた。多くの児童扶養手当受給者の声も聴いたが貧困の原因は保育園、学童、介護施設など社会インフラの不足が原因である。解決は難しいがまず第一歩は国民全体が幸せになる、という民意である。児童手当10倍、扶養控除枠の倍増、年金の一元化など思い切った解決手段は有るが、財務省の言い訳は常に国民が抱く不平等感である。国民の生活水準をまっ平にする作業、多少の不平等感は無視。負の連鎖、ここで大鉈を振るわなければ次世代に更なるツケが。

 私がまだ塾屋だった頃、何度か県教委、文科省の方々と話し合う機会があった。私が頑なに訴えたことは学校の定員問題である。少子化が進んだ今、学校の定員を減らせないのかと。返ってくる答えも頑ななものだった。必要はない、将来的に学校を減らし介護施設にすると。返答する立場の方々は全て団塊の世代、「私たちの世代は小、中、高ともに1クラス50名以上だった。それでもしっかりした教育を受け今の地位を築き上げてきた」と自慢げに語っていた。
 
 団塊の世代、すべてが後期高齢者となるのが2025年、超高齢化社会のピークが2040年。 特に2040問題は社会保障が継続できるか否かの分岐点と言われている。労働力の確保、資金などが問題視されている。しかし世界中が超高齢化するわけではなく、若い力が溢れている国は沢山ある。日本の平和と自由、信用が持続し、国民すべてが幸せに暮らしていれば世界中から若い労働者はやってくる。日本は平和と自由と信用で評価されているが、何か欠けている物は無いか。

 今、千葉市の学童が揺れている。平成29年美浜区稲浜小学校で試験的に導入されたアフタースクール事業が令和5年から市内34小学校で本格稼動する。現在、小学校内には放課後子どもルーム、いわゆる学童とその補完的要素で立ち上げられた放課後子ども教室の二つが子ども達の放課後を荷っている。アフタースクール事業とはこの二つを完全に合体させ保育時間内に学習支援も行うものである。この学習とは普段学校では学べない事、という但し書きがあるが委託先には家庭教師派遣業の T社などが名前を連ねており、行政が理想とするものを子どもに提供できるかは少々疑問であるが、学力格差是正には繋がるので概ね良好なシステムと私は考えている。
 
 現政権は異次元の子育て支援を唱えているが、給付型で所得制限を撤廃するなど旧態依然とした議論ではこの異次元の少子高齢化は解決しない。もはや日本は後退途上国である事を認識し子育ての不安を感じない、老後の心配のないインフラ、制度改善が必要である。

 令和4年の出生数は80万人をきったようだ。ピーク時、昭和24年の出生数は270万人、私たち70歳以上の高齢者人口も3分の1になっていればバランスの取れた人口構成であろうが現実は見事な逆三角形。
 
 政府もこれは“やばい”とでも考えたのか選挙の票稼ぎか、出産一時金なるものを一気に8万円引き上げ、これでもかと得意満面であったが、子育ては最低20年かかるもの、皮肉な計算をすれば1日30円ずつ20年間頂く制度。いい加減一時しのぎ、人気稼ぎのバラマキはやめて子どもの成長を働く糧とできるような根本的な環境整備、改革をして欲しい。
 
 50万円を80万人の母親に配れば4千億円、3年で1兆2千億円。保育園、学童保育を整備すれば保育を受ける子ども達、働く母親、更に保育士、支援員の生活環境が変わる。
 
 実現するには財務省だけでなく、すべての政治家先生の発想の転換が必要である、経費ではなく将来への投資、人件費ではなく雇用の創出という。

 福祉医療機構の補助で千葉市内全15民間子どもルームの一人親家庭を対象に食支援事業を行っている。一家庭に月2回、20kg程度の米、冷凍食品、調味料などを送っており、弊社には沢山のお礼のメール、手紙がやってくる。しかし、これは補助金を使っての中間支援事業、当然の事を淡々と行っているだけ。頭が下がるのは食材を提供して頂いている中央ライフサポート、フードバンクふなばし、ちばの方々である。最近になってやっと家賃は行政負担となったようだが、働いている方々はボランティア、いつまで続くか、続けられるか分からない。せめて平均賃金くらいは国で負担すべきでは。
 
 一人親家庭の50%、母子家庭においては70%以上の家庭が貧困を訴えている。そういう人々の命を守る福祉の大半がボランティア頼みとなっている日本の政治。防衛のための増税が議論されているが、福祉と防衛、優先順位は。誰が悪いという事ではなく、コロナ禍、物価高、戦時下、今こそみんなが声を上げる時ではないでしょうか。

 なんというやる気の無さか、船橋市。4月の待機児童数343名、10月には29名。施設を増設して待機児を減らしたわけではない。環境の悪さに耐えられず、多くの児童が退所した結果である。船橋市の待機児対策は正に無策の策、何もしない事で待機児を減らしている。もう10年以上こんな状態である。
 
 不幸にして待機になってしまったお母さん方が担当課に抗議すると、帰ってくる言葉は毎年同じ「夏休みが過ぎると空きがでます。お待ちください」
 
 実際、夏休みを過ぎると待機児は半減し、11月にはほぼゼロになる。今年も4月には利用者が5637名いたが10月1日には既に433名が退所している。多くの子ども達が居場所を無くし、多くの母親が転職、或いは失職している。
 
 消費増税の折、1.7兆円は子育て世代への投資、1.1兆円は社会福祉の充実に、という約束であったが、増税前より子どもを取り巻く環境は悪化、高齢者も更なる負担増を強いられている。
 
 増税分の福祉はいったいどこへいったのか?

 皆さん、座敷童という妖怪をご存知ですか。妖怪と呼んでは失礼にあたる。私にとっては唯一の神様、以下童様とお呼びいたします。
 
 童様は何分子どもの神様の事、やんちゃで可愛い悪戯もします。オタマジャクシが蛙になるよう、いずれもっと偉い神様になるのでしょう。
 
 塾屋時代から数えて40年間子ども達と触れ合ってきました。子どもの匂いがしみ込んでいる私の周りに童様は迷い込んで来られたのでしょう。誰もいない教室から物音が聞こえたり、時には子どもの話し声まで。こんなのは序の口で、今では私の運命を握り、右に左に転がして楽しんでいるようです。20年間、貧乏法人が日本一を目指して無茶な経営をしても潰れなかったのは童様のおかげ、70歳を目前にしている私が引退できないのも童様の呪縛では。
 
 赤い童様は家出寸前のお姿、その家の凶事の前触れとの事。総理大臣様、お隣韓国の教会の救済より日本の童様が真っ赤になって日本を出ていかないご努力を。

 天に向かって唾を吐く、民意を無視し強引に国葬を決めた総理に国民の怒りが爆発、追い打ちをかけるように統一教会、物価高、コロナ禍、四面楚歌状態にある現総理。

 
 前総理から踏襲した数は力の強権政治、国民無視、責任を取らない政治を反省すべき時であろうが、足の引っ張り合いからさらに醜い事が露見するような気もする。政治の世界、不思議に、というより情けなく思うのは与野党ともに一体となって一つの問題に取り組もうとする姿勢がない事である。せめて国民の命がかかっているコロナ問題くらい超党派で議論して1日も早く解決して頂きたいものだ。

 
 夏休み明け、学級閉鎖、学年閉鎖の学校も出ており、学習の進捗にも影響が有りますが塾や稽古事を増やさないでください。コロナは恐ろしい病気です。症状は出なくてもすべての子どもが心を病んでいます。長期のマスク生活で脳が酸欠になっているのかキレやすい子ども、言葉がおぼつかない子どもさえ現れています。

 元総理の国葬、コロナ対策、国会議員の援助交際、腹立たしい事ばかり起こるが、読んでいただく皆様にも、書く私にも精神衛生上良くないので今回は触れません。

 平成18年、小欄を頂いた折、子ども達にこう育ってほしい、こう育てて頂きたい、そんな気持ちを綴るよう依頼を受けましたが、最近、私の怒りのはけ口となってしまった様、お詫び申し上げます。

 塾屋時代から数えて30年、多くの子ども達と関わってきましたが、私の心に残る、或いは私の心を育ててくれたとさえ思われる子どもがおります。今回は彼らをエスパーと呼びます。エスパー達の武器?は笑顔と秘めたるエネルギー。その笑顔は言葉無くして皆を和ませ、エネルギーはいつか目標となる夢を得た時、つま先で地面を蹴れば誰も止められない勢いで一直線に進むハイパワー。今、私のエスパー達は世界で羽ばたいております。

 子ども達に笑顔と秘めたるエネルギーを充填するのが私たち大人の使命では…と考えております。ご協力を。

 本年度も福祉医療機構様より助成決定通知を頂いた。提案案件は昨年とほぼ同様、19時以降の保育の提供、急な残業、会議、電車の事故等緊急時、電話1本で即応する緊急保育の提供、貧困家庭への食材供与、そしてオンライン学童の普及である。
 
 昨年は当法人独自の事業として提案、実行させて頂いたが、令和4年度は前記事業を千葉市内15の全民間子どもルームで広域的に行う事業計画である。15の民間施設で市内105の小学校区をリカバリーすることは少し難しい数字であるが、実行すればこれらの事業の必要性を訴える事が出来、フレキシブルな活動のできる民間ルームの普及に繋がる。多様な保育が求められる時代であるが、全てに応えるには公設ルームは規模が大きすぎる。
 
 船橋市から最新のルーム利用状況が発表された、待機児278名。市議会でも年に一、二度取り上げられるが全く改善がない。やる気がない議会と諦めの市民、大きな変化には大きなきっかけが必要だ。

 船橋市の放課後ルーム、入学式にはすでに343人の待機児が発生していた。さほど必要もなく申し込んだ方もいるが、よういどんで300人以上の保護者が何らかの形で仕事に躓いている。更に許せない事に、2か月後の6月1日には待機児が61人減っている。利用を諦めた方もいるが、環境の悪さからか退所している子どもも多い。この繰り返しから夏休みを過ぎるとほぼゼロに近い数字となる。長きに渡る無策の策である。穿った見方をすれば何もしない事が待機児解消の最良の策と考えているのではないかと。
 
 現在135万人の児童が放課後ルームを利用しているが、全2万7千の施設中92%の施設では19時以降の保育が受けられない。135万人中3%の母親が19時以降の保育が受けられないために扶養控除内103万円のパートに転職すると、1千億円の経済が収縮し、税収も100億円の減収となる。
 
 子育て施設だけでなく、介護施設も充実させれば莫大な経済効果が生まれるのでは。先生方、そんな政治をしてほしい。

 第一次ベビーブームの頂点は昭和24年、出生数は270万人、第二次は昭和48年、出生数は209万人。
 
 この二つのデータをもとにある法則を考えた。ベビーブームは24年周期で起き、出生数は前回の77%。この法則から第三次は平成9年(予想数161万人、実数120万人)、第四次は令和3年(法則から123万人、実数84万人)であるが、両年共に突出した増加はなく、右肩下がりに減少している。男女の出会いも減ったのか婚活ビジネスが大繁盛、行政も危機感を抱き公的婚活支援事業なるものまで現れた。
 
 しかし、出会いも大事であるが出産、子育ての環境整備が一番大切。政府は子どもを取り巻く行政の縦割りを解消し出産、子育てしやすい社会を作るためと称し”子ども庁”の創設を決めたが、”子ども家庭庁”と名を変え、風呂敷を広げて先送りした。未来の教育を語り、ギガスクール構想をぶち上げたが、これも教育に名を借りた経済政策。
 
 世界一の金持ちが「このままでは日本は消滅してしまう」と言ったが、付け焼刃、名ばかり政策ではなく、世界が驚く革命的な政策を。

 3月3日から3月31日まで「一人親家庭等の子どもの食事等の支援事業」という事業を手がけました。
 
 令和3年の補正事業なので非常にタイトなスケジュール。提案案件は千葉市内15の民間学童、関係施設の一人親家庭利用者に食材提供と利用料補助を行う、というもの。
 
 短期間で対象者、食材を集めるのは大変な作業でしたがチームワークで何とかクリア、300kgの米、150kgの調味料、食材、冷凍食品100kgを33家庭に配布。
 
 こんなお礼の手紙も頂きました。
 
 「私は長年Wワークをしていましたが1店舗が閉店となり、現在職を探しています。食糧支援は感謝しかありません。子ども達も喜んでおります」
 
 働き方改革の一環なのか週休3日で今までの収入を保証する、という企業も現れてきました。その1日、他人のために働くという選択肢を作るのはいかがでしょうか。「他人のため」人間が忘れかけていた利他的遺伝子を刺激して心が健康になり子ども達も救われます。

 極論を言えば、3人集まれば格差と差別ができる。今回のウクライナ紛争、やはり原因はこの二つではないか。
 
 若いころ私は旅を仕事のようにしていた時期があったが、ソ連の旅行者に巡り合ったことが殆どなかった。ソ連人はいたはずであるが、国籍を偽ってスパイ活動にでも従事していたのかソ連国籍を名乗る友人は一人だけ、落ちこぼれのスパイか?
 
 しかし、1991年、ソ連が崩壊しロシアが誕生。5年もすると多くのロシア人旅行者に巡り合い、彼らは一様に裕福で流暢な英語を話した。おそらくプーチンを支持し、共に利権を貪っていた人々であろう。
 
 30年の歳月、ロシア国内で大きな格差が生まれ、多くの反プーチン派が現れた。力では抑えきれなくなった末の国家再統一を考えての紛争ではないか。
 
 コロナ禍、更に戦時下となり、日本経済もますます悪化。差別と格差が拡大し、子ども達のいじめ、DVの被害が急増している。
 
 このまま子どもが壊れた心をもって成長するのが怖い。

 ”過去の延長線上に未来はない”、私は一言付け加えて覚えている。『過去の延長線上に必ずしも未来はない』と。過去は現在に影響を与え、何らかの形で未来へ続く。歳をとると往々にして経験から物を言う。私もいい年になって来たので自戒の念として、いつも心にしまってある。
 
 2015年からニート呼ばれる若者を対象に”放課後児童支援員資格取得研修”を行っている。もう100名以上の若者と接しているが、皆一様に質問するのが「取得するのに必要な資格は?」である。
 
 「星の王子様って読んだ事ある?”人は誰でも子どもだった、でも自分が子どもだった事を覚えている大人は少ない”。自分が小学生だった時のことを明確に覚えていることが資格である」と答える。
 
 彼らの殆どは引きこもり経験があり、引きこもっていたことを汚点と考え、人に話したがらない。しかし、引きこもり経験は支援員の最も大切な資格の一つだ。
 
 今の小学生、引きこもり予備軍が沢山いる。貴重な経験をもとに道を説いてほしい。誰の人生にも汚点などない、全てが経験。

 私はごく普通の家庭に生まれた。母が病弱で一人で過ごす時間が長かったので、保育園時代から父は沢山の本を買ってくれた。
 
 当初は父もそれで育ったと思しき「冒険ダン吉」、「のらくろ」など漫画本の復刻版であったが、あまりに読むペースが早かったので、その後文字ばかりの本となってしまった。「少年探偵団」、「怪人二十面相」、小学校が終わるまでには太宰、漱石、蘆花などの全集も読破。いつの間にか本代も近所の書店と月極め契約となった。
 
 一人っ子で友達も少なかった私であるが少しも寂しくなかった。私の心の中には数え切れない人数の家族、兄弟、友人、全く別の私自身すらいた。
 
 今まで読んだ何千冊かの本、全てが私の経験のようになり冷静な判断も出来る。時には感情的になり、殺人も犯すが、これは妄想の世界で罪にはならない。
 
 子どもたち、本を読もう。読書で想像力を養い創造力へと育てよう。
 
 お母さん、お父さん、子どもに本を読ませましょう。弊害は不眠症と妄想力?

 あなたの一番好きな歌は?と聞かれたら真っ先に「この素晴らしき世界」を挙げるだろう。サッチモことルイアームストロングが歌い、リリースされた翌年には世界を制した。
 
 なぜ翌年かというと、この曲はベトナム戦争の反戦歌であり、今よりひどい人種差別社会で黒人が反戦歌を歌うことを一部のアメリカ人が拒んだためだ。
 
 しかし、音楽とはすごいもの。ボブディラン、ピーター・ポール&マリー、ビートルズらの反戦歌がベトナム戦争に終止符を打ったと言っても過言ではないだろう。
 
 私たち日本人がベトナムに平和を、と叫んでいたころ日本には水や空気のように自由が溢れていたが、今は違う。
 
 子育て家庭に10万円を支給する等と言っているが、その子供たちが大きくなった時、自由や権利を口にしただけで犯罪になる時代が来るかもしれない。
 
 今からでも子どもたちと自由や権利について話し合いましょう。10年後も20年後もWhat a wonderful worldと叫べるように。

 2012年、日本の子ども6人に一人が貧困と言われていた。8年経った今でも7人に一人が貧困。わずか2%の改善であるが、政策的には生活保護費、児童手当の削減など福祉の向上とは言い難く低所得層の収入が一時的に増えためではないか。
 
 子ども一人に10万円配る政策が議論されているが、単なるバラマキともとれるこの政策、実施されれば2兆円かかる。
 
 コロナ禍、まず救わなければならないのは殆ど貯えの無い低所得者層であろう。低所得層の一人親に配られる児童扶養手当が4万円、一部受給者を含めて90万人が受給しているが1年間限定で2倍支給して1575億円、200万人いる生活保護受給者にも5万円ずつ1年間支給しても8000億円残る。
 
 8000億円で保育園、学童保育、介護施設、など社会インフラを整備すれば児童扶養手当、生活保護受給者も大幅に減る。
 
 これがまともな政治ではないか。大局的に物事を考えられる子どもを育てなければこの国は変われない。

 真鍋叔郎氏、今年も日本人がノーベル賞を受賞した。
 
 28番目の受賞者であるが文学賞、平和賞以外の受賞者25名中7名は米国で活躍されていた。真鍋氏もアメリカ在住である。
 
 ノーベル賞を取るためではないだろうが、アフターの子ども達も3年生くらいから塾通いが始まる。
 
 元塾屋の私が言うのもおかしいが、塾通いをあまりお勧めはしない。
 
 塾通いの最終ゴールは大学進学である。日本には788の大学があり、学生数は270万人、3/4は私大で、私大の46%が定員割れの状態にある。一握りの頂点校を目指すが90%は落伍し、第二、第三志望校へ。卒業して就職すると新卒者の離職率30%という数字が待っている。
 
 塾だけが原因ではないが、劣等感と一種の燃えつき症候群。
 
 良い大学へ行き、良い会社へ就職するために作業、訓練もどきの学習漬けの10年間。
 
 失ったものは対人関係と好奇心、探求心。特に好奇心と探求心は物作り、研究の根幹となるべきもので欠ければノーベル賞はとれない。

 小学校の定員は1年生35人、2年生以降は40人であったが、コロナの影響もあり、順次35人学級になっていくそうだ。
 
 アクティブラーニングという言葉が教育業界で流行っており、公教育にも導入されている。順序だててものを考え、人前で自分の意見を述べられる人間を育てようという趣旨であるが、理路整然とはいえ、45分の授業時間で35人が自分の意見を述べられるであろうか。
 
 OECD加盟国小学校の1クラス平均は23.3人、離島、山間部の分校を含めて日本は27.9人。常々、20人単位の小規模学童を提案しているが、学校のクラス定員ももっと思い切った改革が必要ではないか。
 
 アフターは公教育導入以前からアクティブラーニングを取り入れ、子どもたちの日常が変わった。犬の喧嘩のような罵りあい、暴力的な争いが無くなった。
 
 「和をもって尊しとなす」日本人のDNAにはそぐわないと思われる方もいるであろうが、和を保つには忍耐だけではなく話し合いも必要であろう。

 昨年10月からある財団の補助で、貧困家庭を対象に無料で保育、学習支援、夕食、食材の提供まで行うという一歩踏み込んだ支援を行ってきました。
 
 アフタースクールの施設、職員、フードバンク等の連携を活用しての事業、新たな設備投資も必要としないので、今流に言うとサスティナブル(継続可能)であると自負し、内容も充実していたので、事業目標は直ぐに完遂できるであろうと高もくくっていた。
 
 しかし、結果として思うような数字は得られなかった。
 
 原因は見えない貧困の正体。日本が抱えているのは見えないではなく見せない貧困なのでは。今の世の中、落とし穴はいくつもあり、はまってしまえば自力で抜け出すことは難しい。貧困は恥でも罪でもない。みんなで助け合わなければ子どもたちは一生「貧困」という穴の中の暮らしである。
 
 厚労省の外郭団体福祉医療機構から児童貧困対策の採択を頂きました。度重なるお願いごとで恐縮でありますが,、ご協力を宜しく。

 学校では算数や国語を学ぶが、『自由』について教えてはくれない。
 
 日本人は『自由』とは水や空気のようにあって当たり前の物と思いがちであるが、諸外国では今でも『自由』を守るために、『自由』を勝ち取るために命を失っている人が沢山いる。
 
 わずかでも『自由』が残っているうちに『自由』について子どもたちと考えなければならない。
 
 子どもたちの世界でも時としてお互いの『自由』がぶつかり喧嘩、もめ事が起こる。
 
 私たちのアフタースクールには決まりごとが殆どない。唯一「人に迷惑をかけない」という憲法がある。人に迷惑をかけるという事は他人の『自由』を束縛することである。そのように私たちは子どもたちに『自由』を教えている。
 
 対人関係、剣道のように一歩引いたり踏み込んだりしてお互いの『自由』を尊重できる距離感をつかんでほしいが、最近の子ども達、引いてばかりで踏み込めない。これでは生涯の友はできない。
 
 子ども達!友だちをたくさん作り、切磋琢磨し、この国を世界に誇れる『自由』の国にしてほしい。

 どうも年を取るのが早すぎる気がするので時間について考えてみた。
 
 地球の直径から計算して時速1,700kmの乗り物で旅をしていることになり、1日は40,800kmの旅である。
 
 24時間、朝起きて夜寝てまた朝起きるまで自分の行動を秒単位で描くと24時間は86,400秒、40,800kmの直線上に86,400の自画像が並ぶことになる。
 
 それら自画像の背景に何が映っているのかが人生を決める。友人、家族、先生、上司、単に通りすがりの人物……。
 
 オリンピックイヤーであったはずの2020年、479名の児童、生徒が自ら命を絶った。
 
 過去最多だそうである。
 
 時速1,700kmが速すぎて、自己を振り返る時間がなかったのか、遅すぎてやがて訪れるかもしれないバラ色の時代を待ちきれなかったのか。
 
 また、同じことの繰り返しになるが、これを皆さんにお伝えするのが私の使命と考えているのでご容赦ください。
 
 子どもたちにゆっくり友人が作れる、ものを考えられる居場所を与えてください。

 私たちアフタースクールは昨年10月よりパブリックリソース財団様の助成で6か月間の無償保育を行いました。
 
 コロナ禍で失職した、或いは著しく収入が減少した家庭の児童が対象でしたが、利用者が殆ど集まりませんでした。見えない貧困と対峙する難しさがそこにあるとも考えました。
 
 今年は福祉医療機構様のご支援でこの活動を継続できることが決定いたしました。
 
 また、公設学童と同額の保育料(月8000円)で夜8時まで保育を行い、19時以降の保育の必要性を問う新たな社会実験も開始いたします。
 
 利用希望者、対象者のご紹介などご協力いただければ幸いです。
 
 私たちの最終ゴールはカルチャー、送迎を含めてアフタースクールをすべて無償開放すること、究極のSDGsです。すべての子ども達に同じスタートラインに立ってほしいのです。
 
 今回、子ども達のことについて触れられませんでした、小欄「子育てこう育って」初心に反する内容で申し訳ありませんでした。

 1961年、私の人生を変えるような事が起こった。当時、私は小学校3年生。同級生H君の家に行ったとき、カレンダーを持ってきて「1961年ってすごいんだ!左から読んでも右から読んでも1961年なんだ」。暫く感激して声が出なかった。当時、勉強にはかなりの自信があったが「こいつにはかなわない」と直感し、暫く彼を尊敬していた。
 
 子どもの世界、子ども同士の感性で付き合ってほしい。~ちゃんみたいに勉強しなさい、勉強しないと~君のように…。このような大人の感性は格差、差別を生むだけではないか。「ゲームばっかりやって」と叱られっぱなしの少年がゲーマーという職業に就き、莫大なお金を稼ぐ時代である。過去の経験だけで子どもを育てるのは小さな大人を社会に放つだけでは。
 
 過去の延長線上に必ずしも未来はない。過去の経験だけでものを考えがちな大人たち、少し反省して子どもたち、若者たちの感性と柔軟性を学びましょう。

 前月で学童の少人数化について書かせて頂いた。20人学級を作れば一人親家庭の子ども、障害を持った子ども、皆が楽しく集える、学べる、更に新たな雇用が生まれる。「まだ副産物があるがそれは次号に」という下りであった。
 
 副産物と聞くと得した気分になるがそんな種類のものではない。少人数ルームを作り、きめ細かい保育を行えばいじめが減る、不登校が減る、自殺者が減るのである。
 
 平成25年から30年にかけて、小学生のいじめは約4倍の45万件に、不登校も約2倍、小中高校生の自殺率も右肩上がり、今では300人以上が自ら命を絶っている。
 
 テレワーク化が進み家で家人と過ごせるという理由でルームを辞める児童が急増しているが、子どもは子ども同士、切磋琢磨して学び、遊ぶ時間と空間が必要である。そこで上昇志向と他人への思いやりを身に着けなくてはならない。両方程よく兼ね備えている社会人を量産しなければ住みよい国は作れない。国も私たちもそのための設備投資を怠っているのでは。

 災い転じて福となす。今回は子ども達にとって大きな福となる事を考えてみました。
 
 皆さん、子ども達がどんな環境で放課後を過ごしているかご存じですか。放課後ルームは密閉、密接、密集の3密状態。船橋市には100人近い子どもが在籍する施設もあり、事故、喧嘩が多発、支援員が心の病で休職、退職する施設すら在ります。保育を受ける子ども達、働く支援員ともに劣悪な環境で過ごしていると言っても過言ではありません。
 
 コロナ禍、既に8万人以上が失職したそうですが、テレワークが進んだ現在、容易に新たな雇用は創出できません。これを機に20人クラスのルームを作っては、というのが大きな福作り案です。
 
 一人親家庭の子ども、障害を持った子ども、皆が集える、学べる、夕餉のひと時を過ごせる、学校が終わってルームへ行くのが楽しみになるような施設。このような施設には沢山の副反応、いや副産物があります、これは次回に。

 地元のミニコミ紙で時々ご紹介頂いたことがございますが、下総中山駅南側の朝日新聞販売店のミニコミ紙で14年間「子育てこう育って」という小欄を担当させて頂きました、学童保育アフタースクール代表の桑野です。
 
 40年以上昔、ある大手新聞社の委託カメラマンとしてアジア、アフリカ、中近東を回り、沢山の貧困、格差を見てきました。学校にも行けず朝から晩まで絨毯を織っている子ども、手足を切り落とされ物乞いを強いられる子どもを沢山見てきました。
 
 でも、GDP世界3位のわが国にもたちの悪い貧困があります。平成26年、児童6人に一人が、現在でも7人に一人が貧困であるという見えない貧困。50%を超える一人親家庭、80%に近い母子家庭が生活苦を訴えているという隠れた貧困です。
 
 学童保育を通して皆様に子どもたちの置かれている環境を訴えたい、時には貧困、格差の解決策を伺いたいと筆を取りました。かつての14年間を振り返ると脱線、回り道が多々ありましたが、お気づきの折には厳しいご指摘を。

 

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